新「白鳥の湖」Bunkamuraオーチャードホール
ストーリー
人類は、どんなことに襲われようとも 動かしがたい人間性の気品をばねとして人々の幸福のため“どん底”を“希望”に変える!!
1994年に松山バレエ団総代表・清水哲太郎が新演出、振付いたしました新『白鳥の湖』は16世紀のドイツ帝国を舞台に公女オデットと皇太子ジークフリードが真の愛を貫ねこうとする姿勢によって、人々の心を動かし、王国の歴史を良き方向へと導いていく様をダイナミックに描けるように新たに演出した作品です。2011年、東日本大震災以来、「芸術は人々の幸せのためにある」という草創の理念に立ち返り、どんなに絶望的な状況でも決して屈せず、手を取り合って希望を紡ぎ出していく白鳥たちの凛と澄んだ魂の輝きを描きだせるよう工夫を重ね、石巻復興支援公演もおこなわせていただきました。今回の公演では舞踊歴70年をこえ、さらに表現を深める森下洋子を中心に様々な魅力あふれるアーティストがキラキラと輝きを発揮するスペシャルバージョンとしてお楽しみいただけます。命いつくしむ時代への祈りを込めて、希望に満ちた澄んだひと時をお届けいたします。
公演スケジュール
スクロールしてご覧になれます
※左にスクロールしてご覧になれます
演目・日程・会場 | 料金 | 演奏 | メインキャスト |
---|---|---|---|
新「白鳥の湖」全幕 2025年2/2(日) 開演 15:30 開場 14:45 Bunkamura オーチャードホール |
GS席:¥18,000 S席 :¥15,000 S席(子供):¥8,000 A席:¥13,000 B席:¥9,000 C席:¥6,000 D席:¥4,000 D席(学生):¥2,000 車いすエリア:15,000円/子供8,000円(同伴者も同料金) ※3歳から入場可、入場にはチケットが必要です。お子様のみのご入場はご遠慮ください。 ※ 子供券は【S席子供(3歳~小学6年生)】 ※ 学生券は【Ⅾ席学生(中学1年生~24歳)】(当日学生証を持参ください) |
指揮:山本祐ノ介 演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団 |
森下洋子 大谷真郷 松山バレエ団 |
[主催] 公益財団法人松山バレエ団
*残席がある限り【開演一時間前】までご予約いただけます*
【公演に関するお問合せ】
松山バレエ団公演事務局 03-3408-7939(10~18時)
※車いすエリアチケットのご予約は、松山バレエ団公演事務局のみのお取扱いです。
・販売価格を超える価格での有償譲渡を禁止します。
・やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。
・感染防止対策にご協力ください。
上記ご了承の上、ご予約をお願いいたします。
【ご来場時のご案内】
☝こちらをクリック
みどころ
チャイコフスキー三大バレエの中でも最も古く有名な「白鳥の湖」は、古典バレエ時代を代表する作品であると同時に、現代においても芸術家たちに絶えずインスピレーションを与え、多くの演出や改訂版を生みだしてきた作品であり、松山バレエ団でも1994年新「白鳥の湖」として生まれ変わりました。魔王フォン・ロットバルトにとらわれている皇女オデットと運命的に出会った皇太子ジークフリード。その直後神聖ローマ帝国の皇帝となったジークフリードは、ロットバルトの策略に翻弄されながらもオデットと真の愛を貫き通し、死を賭して魔王を滅ぼします。
二人が真の愛を貫こうとする凛とした生き方が人々の心を動かし、王国の歴史をよき方向へと導いていく様を描いた、スケールの大きな作品です。チャイコフスキーの音楽そのものにある壮大さ、豊かな抒情性を、華やかな舞台装置と共にダイナミックにお届けいたします。
【Act1】
神聖ローマ帝国の薔薇庭園は、舞い踊る貴族たちの歓声で沸き返る。この王国をつつがなく治めてきた女王マリアの退位を祝い、息子である皇太子ジークフリードの戴冠を喜んでいるのだ。 戴冠式を明日に控えたこの「薔薇の舞踏会」で、マリアは「明日の戴冠式でふさわしい伴侶を得よ」とジークフリードに告げる。王国の乗っ取りを企んでいるロットバルトは、ジークフリードにダイヤモンドのちりばめられた弩弓を贈り、「銀の森でこの国を滅ぼそうとする悪巧みが仕込まれている。白い鳥があなたを案内するであろう」と告げる。予告どおりあらわれた白い鳥に導かれるようにジークフリードは“銀の森”におびき寄せられていく。
【Act2】銀の森にはロットバルトの魔力で白鳥に姿を変えられた大勢の姫君たちがとらわれており、湖畔では夜の間だけ人間の姿に戻れるオデットが徐々に人間の姿に戻りつつあった。ジークフリードはオデットの美しさに打たれ、名乗り出て語りかけ、心を通わせていく。真の愛に出会えれば人間の姿に戻れるオデットは、皇太子に己の運命を賭けようと決意する。「明日の戴冠式であなたを私の妃と決め、ぜひともあなたがたを救いたい」とジークフリードは約束する。
【Act3】戴冠式で皇太子ジークフリードは新皇帝となり、各国の皇女たちもお祝いに駆けつけ、華やかな踊りが披露される。そこに魔王フォン・ロットバルトに連れられた王女オディールが現れ、昨夜のオデットとの馴れ初めを思い起こさせるようにその様子を再び演じる。皇女オデットに瓜二つのその姿には妖しい魅力があり、誰もが目を見張る。ジークフリードはオディールとの婚儀を執り行おうと、愛を誓い、皇妃として戴冠させてしまう。そのとき、城内に閃光が走り、銀の森の結界を懸命に破って飛来した皇女オデットが姿を見せるが追い払われてしまう。 ジークフリードはたった今愛を誓った女性がオデットではなかったと知り、我を失いかけるが、皇太后マリアは「オデットを救うのもロットバルトを倒すのもあなたにしかできないこと、国と国民を救う為、命を賭してでもこれに臨むべきではないか」と問う。
【Act4】 ジークフリードはロットバルトの幻術の結界に苦しみながらも魔島にたどり着き、白鳥の姫君たちが苦しめられている様を目にする。ジークフリードは「自分の運命はあなた方とともにある」と告げ、ロットバルトに立ち向かい戦い続け、オデットと共に湖底へと突き落とされる。しかしオデット、ジークフリードを中心に愛し合い、信頼しあっている姿に、ロットバルトは次第に圧倒されていき、ついに新たな国がもたらす幸福の象徴ともいえる2人を乗せた船を引き上げようと王国の人達や白鳥の姫たちは渾身の力をこめ、ロットバルトの支配していた銀の森の魔力を打ち砕き、新たな時代への第一歩をあるきはじめる。
過去公演ギャラリー
オーガニゼーション
構成・台本・演出・振付:清水哲太郎
舞台美術:川口直次
照明デザイン:古田毅志
オリジナル照明デザイン:外崎俊彦
衣裳デザイン:八重田喜美子
ステージング・プロデューサー:田中敏子/朶まゆみ/倉田浩子
アートコーディネーター:森田友子
チーフ・コスチューム・プロデューサー:吉田昭子
衣裳製作:林なつ子/鈴木恵以子
装置製作:東宝舞台㈱
照明技術:(同)パーフェクトブルー
舞台技術:
㈱OSK/東宝舞台㈱/(有)ユニ・ワークショップ
音響技術:池田大良
帽子製作:アトリエ・トシ
甲冑製作:松谷工作所
舞台監督:福田彩子
総合舞台監督:田中好道(元日本舞台監督協会名誉会長)