新「コッペリア」

ストーリー
鎮魂と復興へ 祈りを込めてお届けする 希望のバレエ
松山バレエ団 新「コッペリア」
松山バレエ団ではこのゴールデンウイークに、2012年に東日本大震災に心を寄せて新演出、振り付け
いたしました新「コッペリア」を12年ぶりに上演いたします。
「コッペリア」は“フェスティバル・ド・ラ・ルネサンス”、復興祭と題し、ヨーロッパのとある街で、大災害に見舞われた
街の人々の鎮魂と復興の尊さを描き出そうと、2012年に新演出いたしました。
荘厳な命をいたみ、いつくしむ鎮魂の祈り、命そのものが宿す大きな愛、手を取り合い、平和で美しい瞬間と時代を
創ろうとする人類精神の輝きと希望をこの作品を通じてお届けできればと思います。
公演スケジュール
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| 演目・日程・会場 | 料金 | 演奏 | メインキャスト |
|---|---|---|---|
| 新「コッペリア」 栃木県総合文化センター版 3/22(日) 開演 15:00 開場 14:15 栃木県総合文化センター メインホール |
GS席:¥12,000 GS席(子供):¥8,000 S席 :¥10,000 S席(子供):¥7,000 A席:¥7,000 A席(学生):¥5,000 ※3歳から入場可。お子様のみのご入場はご遠慮ください。 ※ 子供券は3歳~小学6年生 ※ 学生券は中学1年生~24歳(当日学生証を持参ください) |
演奏:オリジナル録音 | 森下洋子 山川晶子 佐藤明美 太細七保 田中 朝 垰田慎太郎 本多裕貴 大谷真郷 松山バレエ団 |
| 新「コッペリア」 全幕 5/3(日・祝) 開演 15:30 開場 14:45 5/4(月・祝) 開演 15:30 開場 14:45 Bunkamuraオーチャードホール |
GS席:¥18,000 S席 :¥15,000 S席(子供):¥8,000 A席:¥13,000 B席:¥9,000 C席:¥6,000 D席:¥4,000 D席(学生):¥2,000 ※3歳から入場可。お子様のみのご入場はご遠慮ください。 ※ 子供券は3歳~小学6年生 ※ 学生券は中学1年生~24歳(当日学生証を持参ください) |
指揮:山本祐之介 演奏:東京ニューフィルハーモニック管弦楽団 |
森下洋子 大谷真郷 松山バレエ団 |
| こども新「コッペリア」劇場 5/5(火・祝) 開演 11:00 開場 10:15 5/5(火・祝) 開演 15:00 開場 14:15 Bunkamuraオーチャードホール |
S席:¥6,500 S席(子供):¥4,500 A席:¥5,000 A席(子供):¥3,000 ※0歳から入場可。 ※ 子供券は0歳~中学3年生 |
演奏:オリジナル録音 | 松山バレエ団 |
| こども新「コッペリア」劇場 5/23(土) 開演 15:00 開場 14:15 北とぴあ さくらホール |
S席:¥10,000 S席(子供):¥6,000 A席:¥7,000 A席(子供):¥4,000 ※3歳から入場可。お子様のみのご入場はご遠慮ください。 ※ 子供券は3歳~小学6年生 ※車椅子で鑑賞をご希望の方は一般発売日以降(公財)北区文化振興財団03-5390-1221(平日9:00~17:00)にてご予約ください。 ※東京都北区にお住いの方は割引価格で購入できます。(web・窓口を合わせてお1人様4枚まで)。取扱いはほくとぴあチケットオンライン(要事前登録)・北とぴあ1階チケット売場(店頭販売)のみ。窓口では北区在住を確認できるもの(免許証、保険証など)をご提示ください。 |
演奏:オリジナル録音 | 森下洋子 大谷真郷 松山バレエ団 |
[主催] 公益財団法人松山バレエ団
共催 公益財団法人 とちぎ未来づくり財団(3/22)、公益財団法人 北区文化振興財団(5/23)
協賛 東リ 株式会社(5/3,4)
*残席がある限り【開演一時間前】までご予約いただけます*
【公演に関するお問合せ】
松山バレエ団公演事務局 03-3408-7939(10~18時)
※車いすエリアチケットのご予約は、松山バレエ団公演事務局のみのお取扱いです。
・販売価格を超える価格での有償譲渡を禁止します。
・やむを得ない事情により出演者等が変更になる場合がございます。
・感染防止対策にご協力ください。
上記ご了承の上、ご予約をお願いいたします。
Bunkamuraオーチャードホール【ご来場時のご案内】
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松山バレエ団は、1948年に創立し、「創造こそ命」「芸術は人々の幸せのためにある」という思いを旨に活動を続けてまいりました。戦後の日本の人々にクラシックバレエを通じて、勇気や希望をお届けしたいという強い思いを持って活動を続けてまいりました。このたびの「コッペリア」公演では、多くの人々の心に勇気と希望をお届けできるよう、清水哲太郎によって新演出、振付いたしました。
この度の上演では、時代設定を1780年代後半のフランス、火山噴火で大災害が起こったフランスの片田舎に設定いたしました。通常は、偏屈なコッペリウスおじさんと、人形コッペリアをめぐる恋愛喜劇ととらえられるのが一般的ですが、私達はコッペリアをコッペリウスの実の娘、そしてこの災害で、多くの人の命を守る為に命を落としてしまった心美しい少女としてとらえています。
娘コッペリアの死によって、心を閉ざしてしまったコッペリウスが、家の中で一人、なくなってしまった街の人々を弔い、悲しみを分かち合う為に行なっていたことが人形作りであり、そのうちの一体がコッペリアです。第二幕での人形振りは、今回の上演では、姉と慕うコッペリアの精神の輝きに魅了されていたスワニルダとコッペリアの魂がシンクロしていく場面となります。もともとは街の人々とともに活躍していた父、コッペリウスにもとの活力を取り戻してほしい、街の人々とともに復興祭に参加してほしい、とコッペリアの魂が全力で語りかける、その思いの全てをスワニルダが引き受け、踊り手の身体を通して表出する重要な場面となります。

【プロローグ 】
最愛の娘コッペリアを亡くし、悲嘆にくれるコッペリウス・スピノザは引きこもりのようになり、鎮魂の人形創りを続ける。そのことを街の人たちは知らない。
【ACT1 】
1788年、フランス革命の前年、ヨーロッパ、フランス、地中海近くにある運河に囲まれた古風な街、天災、火山噴火、戦乱、疫病伝染、食糧難等で人々が最も疲弊していた時期、この街も、一年前と数か月前の災厄で甚大な被害をこうむっていた。この街のリーダー的存在であり、皆の尊敬を集めていたコッペリアは活火山の近くの街で何人も幼子を助け、自分は火砕流に巻き込まれてしまったらしいと隣町から聞こえてきていたが、スワニルダ、フランツはじめ生き残った街の人々は信じようとはしない。そして、復興に命を懸け、懸命に働いている。中央広場はじめ辻々に石版を設け、犠牲になった街の人々を悼んでいる。
明日は「Festival de la Renaissance」復興祭。スワニルダと友人たちがバルコニーを見上げると「コッペリア」の姿が見え、皆の歓声が上がる。しかし、またすぐその姿を消してしまう。スワニルダはコッペリアのことをフランツに話す。直後、火山性微動が広場を襲い人々が動揺している中、再びバルコニーにコッペリアが現れる。「お父さんを助けて!!」と自分の持つ霊力のエネルギーを振り絞って声なき声を発し、力尽きてうずくまってしまう。
スワニルダ達は久しぶりに見たコッペリアの様子に不安に襲われる。その時、救援物資が届き、街の人々は多くの人の善意に涙し、感謝する。そして街の復興委員の人々が中央広場に現れ、フォーラム会議がはじまる。
街の皆が明日の復興祭の成功をあらかじめ祝っているさなか、コッペリウス・スピノザは、家にかけられた復興祭の小旗のワッペンを取り払い、地面に投げつける。「復興祭に参加してほしい」というフランツたちの声にも耳を貸さず、追い払い、その勢いで家の鍵を落とす。そのカギを拾ったスワニルダは友人と共にコッペリアに会いにコッペリウス・スピノザ邸の中に進んでいく。

【Act2】スワニルダと友人達はコッペリウスの家の中が以前とは全く違う雰囲気にかわっているので恐ろしさに身体を震わせながら進み、やっとのことでコッペリアの部屋を見つけ出す。
しかし、そこで見たものは信じられない光景であった。スワニルダ達が見たのは木で創られたコッペリア人形で、実はコッペリアは亡くなっていたのである。その事実に皆が唖然としていると、突然たくさんの人形達が動き出した。その人形達は犠牲になって亡くなった街の人々人形であった。母さんがいる、姉ちゃんがいる、と皆が夢中で抱きつき、泣きながら話しかけていると、そこへ怒り狂ったコッペリウスが帰ってきて、友人達は追い出されてしまうが、スワニルダは逃げ場を失いコッペリアの部屋に逃げ込んでしまう。遺品と過ごすうち、姉と慕うコッペリアの霊魂が憑依したように、スワニルダはコッペリアそのものに変貌していく。
そのころ、工房にフランツが入ってくる。コッペリウスに復興祭に参加してほしいという思いからだが、そのフランツを見て、コッペリウスは、フランツから魂を抜き取り、コッペリア人形に魂を移動させようと考え、薬入りの酒を飲ませて眠らせてしまう。
コッペリウスは、スワニルダが同化したコッペリア人形を連れてくる。突然動き出したコッペリア人形に、「娘が生き返った」とコッペリウスは感動が止まらない。スワニルダはコッペリアになりきり、亡くなった人々の心をわが心として踊ってみせる。そして、「お父さん、復興祭に参加しましょう」と呼びかけるのだった。中央広場からは、本日の復興祭開幕を知らせるファンファーレが鳴り響いてくる。その音に、少しずつ我に返ったスワニルダは
フランツを起こそうとするが、コッペリウスに閉じ込められてしまう。フランツは目を覚まし、木彫りのコッペリア人形を見て、コッペリアの死を知る。フランツを追いかけてきたコッペリウスは全てを悟り、コッペリア人形を抱きかかえ、悲しみにくれる。その苦悩を深く理解してスワニルダとフランツは彼を抱きしめる。

【Act3】大災害より一年目を迎えた、一回目の復興祭当日、この日はスワニルダとフランツの結婚式の日でもあり、街の広場は悦びで沸き立つ。その結婚の祝福のさなか、大きな地揺れと共に近くの大活火山がまたもや噴火し始めた。コッペリウス・スピノザも娘コッペリアの肖像画を抱えて飛び出してきたが、鉄砲水に巻き込まれ、取り残されてしまう。その時スワニルダは花嫁衣装のままコッペリウスを救いに濁流に飛び込む。フランツも追う。必死に、まるで生きている「コッペリア」を助けるように肖像画を救おうとするスワニルダ。自分を捨て、人の為にわが身を投げ出すその姿に、閉ざされたコッペリウスの心が開かれていく思いを抱く。街の人々もスワニルダの姿に接して、「ああ、コッペリア姉さんそのものだ!コッペリアがスワニルダの中に生きているのだ」と感動する。人々は復興祭を祝い、《報恩感謝の踊り》《孤児達の踊り》《抱擁民族舞踊》《回帰の踊り》と踊りを続ける。祭りが最高潮に達したとき、戦いと錯覚したコッペリウス。「もうこれ以上、人を死なせないで」と石版のほうへ行き、天を仰ぐ。庶民の中から祭りのシンボルである4人の女神が現れ、おじさんの本当のやさしさをたたえる。《光天の絆の踊り》
おじさんはスワニルダとフランツの手をとり、この地域の伝統にのっとった《鎮魂のグラン・パ・ド・ドゥ》、祝祭の最後を飾る《コーダ》を踊る。

【グランドフェイナーレ】 大災害から2年後、1789年、ラ・マルセイエーズのフランス革命の年の復興祭初日、ベビーを連れたスワニルダとフランツが石版に新しい命の誕生を報告する。この機に コッペリウス・スピノザ邸に引っ越し、4人で暮らす。そのとき、犠牲になった人々からの声が聞こえてくる。「お前たち、よくやったよ、ありがとう!!」
オーガニゼーション

構成・台本・演出・振付:清水哲太郎
舞台美術:川口直次
照明デザイン:古田毅志
オリジナル照明デザイン:外崎俊彦
衣裳デザイン:八重田喜美子
ステージング・プロデューサー:田中敏子/朶まゆみ/倉田浩子
アートコーディネーター:森田友子
チーフ・コスチューム・プロデューサー:吉田昭子
衣裳製作:林なつ子/鈴木恵以子
装置製作:東宝舞台㈱
照明技術:(同)パーフェクトブルー
舞台技術:
㈱OSK/東宝舞台㈱/(有)ユニ・ワークショップ
音響技術:池田大良
帽子製作:アトリエ・トシ
甲冑製作:松谷工作所
舞台監督:福田彩子
総合舞台監督:田中好道(元日本舞台監督協会名誉会長)





