松山バレエ団
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『公益財団法人松山バレエ団・松山バレエ学校を救う声』私達の愛する松山バレエ学校の全ての生徒の皆様 尊敬する全ての保護者の皆様




私達の愛する松山バレエ学校の全ての生徒の皆様
尊敬する全ての保護者の皆様


この新型コロナの大事件のさ中、皆様方におかれましても、非常に心とお身体にご負担と困難を背負っている日々が続いていることと、お察し申し上げます。
皆様方の心身(しんしん)共(とも)に美しい健康と、勇躍(ゆうやく)前進(ぜんしん)のエネルギーの蓄積、また、精神的光景(こうけい)の、愛らしくも貴重で尊い美の価値の蓄積が、皆々様の身体(からだ)奥深(おくふか)くに横たわって、積み上がってゆくであろうことを信じて、私共も生徒の皆様方も一丸となり、日々の、バレエ、お稽古、鍛錬(たんれん)、レッスン、舞台、発表会、バレエ芸術(げいじゅつ)教育(きょういく)活動(かつどう)・バレエ団(だん)芸術(げいじゅつ)活動(かつどう)を地道に、生真面目(きまじめ)にしてまいっております。
このコロナの強い影響で、相対的(そうたいてき)にみますと、今現在、人間の方がコロナ菌に押されている状況ですが、これから、人間の方がコロナ菌より、すこしばかり勝(まさ)ってゆくことは確かでございます。
私共が活動している、この目に見える世界は、目に見えない世界に確実に支えられ、進化していることは間違いございません。
バレエ芸術(げいじゅつ)教育(きょういく)活動(かつどう)におきましても、生徒様お一人お一人の内奥(うちおく)と背後に、目に見えない素晴らしい美しい力が幕を張り目を配り、はたらいて、人を支え、生徒様を励まし見守り、未来へと進む支えをしてくれていると信じます。
生まれて初めて、このようなコロナの強大な威力に襲われようとも、かねてから用意(ようい)万端(ばんたん)、常日頃(つねひごろ)準備(じゅんび)に怠(おこた)りなく、どのような巨大困難が前から来ようが、少しばかりの辛抱と、少しばかりの歯の食いしばりだけで乗り越えていかなければならない責務が、私共にはあるのだろうと、心してクラシックバレエ芸術(げいじゅつ)・研究(けんきゅう)・教育(きょういく)・創造・発表(はっぴょう)の道を進ませて頂いて来ているはずです・・・が
・・・公益財団法人松山バレエ団は、もう既に9~10回以上の公演が止められ、松山バレエ学校は現在、全ての学級が、状況をみてのクラスレッスン控えとなっております。
皆様方にこのお知らせをもって、松山バレエ学校、松山バレエ団の、現状を正確に映し出した声なき声をお聞かせしなければならない、と覚悟して、このご報告をさせて頂いております。
公益財団法人松山バレエ団は、ファンドレイジング、寄付行為、会費、事業収入等によっても公益財団法人の経済の土台が築かれていることは、皆様もいくばくかご承知かと存じます。
その他では公演収益、月謝、レッスンチケット、各イベント収益、個人プロモート収益等々、様々な経済循環のシステムを有しております。
生徒の皆様の現在の本源(ほんげん)は、その生徒の皆様の魂・心・精神の成長に在(あ)る、と信じております。また、松山バレエ学校と松山バレエ団の本源(ほんげん)は、生徒の皆様、数多くのお客様への、私共の真心(まごころ)からの、クラシックバレエ芸術道の公明正大な大義の、澄んだ美しい伝承だろう、と信じております。
実を言いますと・・・松山バレエ団に集った全教職員団員社員は、本当に身と時を削り、何ひとつ国からの支えも、他からの補助も無い中、苦しさと困窮に耐え、条件も無い自分達を少しもふびんだと思わず、人類社会、お客様、そして愛する生徒の皆さんへ、もっともっと情愛を捧げるには、どうするのだ!!松山バレエ団の成果をたくさんの人々に届けるにはどうするのだ!!と、純粋さと血と汗と涙をためつつやってきてくれました。
 自らの全ての力を拠り所としてこの芸術大活動をやり抜いて、民間から沸き上がり、立ち上がろうとする世界市民のバレエ団を創るのが、松山バレエの目標でもあります。
その、心と肉体の奮闘努力の証が、2020年3月いっぱいまでの経済の指標のグラフが上昇し続けてきた線によってはっきりしております。
 皆様に今ここでお見せ出来なく残念ですが。
そして4月よりのコロナ大事件で・・・!
しかし皆様方!この松山バレエに集った有意の人々は絶対にめげず、くじけず、へこたれず、あきらめず、前へ脚を出し、少しでも前進して皆様に幸福を届ける役目をまっとうします。
 このコロナ大事件であっても、ひとつも皆様に心配をかけないで進んでいる松山バレエの経営が当たり前で、出来ないのは代表者の責任だとお叱りを受けても当然であります。
しかし、私はこの場をお借りしてでも、お伝えしなければならないことがございます。それは、松山バレエに集った教職員団員社員の全員のあまりに見事な、そして壮絶な奮闘を、是非皆様方に知って頂きたいと思います。
 自宅においても心はお客様、愛する生徒の皆さんといつも一緒であり、縦横無尽の精神の働きをITを使い離ればなれにならないよう結び付け橋渡しをして、常に普段と変わらないよう最高の努力を自宅から毎日長時間し続けてくれました。
 この時こそと団結と融和、経費の件、全員参加で自分達にできる善芸術活動を広め、新しい創造へとインプロビゼイションに尽くし、今まで以上の芸術文化活動の生産性を高める等々、本当に松山バレエ全員には、感激、感銘、感動の連続でした。
大げさではなく、松山バレエ自体の統廃合(とうはいごう)は、皆様方、そして社会、時代よりお預かりしている巨大な希望や夢・理想を消すことであり、文化芸術活動においてたくさんの人々が、幸福からはるかに遠ざかってしまう瀬戸際(せとぎわ)にも、近づいていくこととなります。
また、後(あと)から後(あと)から来るいとしい、いたいけな、年若き愛する子供達、愛する幼児者(ようじしゃ)達の為にも、彼女等(かのじょら)の人間成長に大きな貢献をするであろう、この、消えるはずのない、燃えるクラシックバレエ芸術(げいじゅつ)教育(きょういく)活動(かつどう)を、どのような代価(だいか)をはらっても継続させていかなければならないと、心から激しく思っております。
芸術は、悪者(わるもの)を処罰するという法律でもありません。また、曲(ま)がっている人を正していくという宗教でもございません。
芸術は、心に、「美しさ、醜さ、美醜(びしゅう)の差別の念」が全くないので、全ての人を、美しい心に立ち返らせる“気付(きづ)かせ”、を一瞬で理屈なしにしてくれる、偉大な力があるのではないかと、信じております。
人間だけが持っている、現在の水準を越え磨き上げ新しい価値を創りだす営(いとな)みと、更に高みを目指そうという夢・希望・ロマンへの限りない挑戦心や、命を賭(と)しても成し遂げようとする深い勇気は、人間が他の動物達と一線を画(かく)している証(あかし)であり、芸術文化そのものの愛の恵(めぐみ)です。人間が絶対的価値創造によって歴史を刻むことのできる生き物である証拠です。
「芸術は人を選ばず!」
人間の文化芸術の巨大な偉大さは、見返りを求めない、全く心に、「美しさ、醜さ、美醜(びしゅう)の差別の念」を起こさせないで、人間界に美の練習と発見、美の試練、美の蓄積・発現(はつげん)をさせてくれている、人にとっての極大な大義を持つ分野である、と思っております。
「美醜(びしゅう)の差別の念」から超越(ちょうえつ)した本当の美しさに触れる時が、私達人間が、真(しん)の自分に立ち戻る勇気と羞恥(しゅうち)を捧げてくれるとてつもなく素晴らしい贈り物、と出会った時だと思います。
私達松山バレエ団の最も誇(ほこ)る事は、子供達、生徒達を、ただのひとつも美醜(びしゅう)で差別をしていない。ということです。
芸術というのは、まさに差別化の権化(ごんげ)たる仕事であるはずですが、私達は、その仕事の、一番深い、奥まったところに鎮座(ちんざ)している「美しさ、醜さ、美醜(びしゅう)の差別の念」・・・・を全く持たない、という信念に立脚(りっきゃく)している、素朴(そぼく)な自分達を、日常的に見ます。
更には「きれいごと」として忌(い)み嫌われ、遠ざけられる、種々(しゅしゅ)の論理そのものが芸術の源(みなもと)として息づき、それが、人間を建築する要として作用するであろうと思い、大切に扱い、その哲学を慕(した)い、学び、憧(あこが)れる精神を、養(やしな)っております。
松山バレエ学校の生徒の皆様(みなさま)一人一人(ひとりひとり)が、現在のこの世のとてつもない素晴らしい存在であることは間違いございません。
全ての生徒の皆様が公平で平等な、天から授かった気品ある美しい、神様と見まごうばかりの心と煌(きらめ)く瞳を携(たずさ)えている!、と前提、をおかせて頂いているのが松山バレエの表現信念・教育信念・生存信念でございます。
その、人間の本願(ほんがん)たる美しい魂を携えていらっしゃる、松山バレエ学校の生徒の皆様を護り尽くし、保護者の皆様と気持ちを合わせ、今のコロナ大事件を乗り切る“切り札”は、唯(ただ)一(ひと)つ、松山バレエ団・学校の、教師・団員・先生方と愛する松山バレエ学校の生徒・保護者の皆様が心をひとつにして、よし!!、がんばろう!!、ぜったいのりきる!!、せんせい、のりきろう!!と、ひとつになる・一体となる、プリミティブな原則以外、本質はありません。
その、松山バレエ学校の愛する生徒達が、この先、クラシックバレエで積んだ美(び)の蓄積を携(たずさ)えて、将来、一人一人(ひとりひとり)の人生という庭に、新鮮な、豊かさ溢れる草花(くさばな)を咲き誇らせて頂けたら、と心の底より願っております。
現在世界の精神が疫病や差別によって没落の危機に直面しているとき、これからの人類世界が、動かしがたい道徳性の気品を備え、時代と人間を永遠に救っていく、全ての人に公平な愛情に満ちた芸術の凝縮された文化、を望んでいくことは間違いのないことです。私ども松山バレエ団はどのような感染症や差別におそわれようとも、歴史に学び、今現在に学び、人類人間へ幸福解放をお届けすることを止めません。
どうか、以上述べました、公益財団法人松山バレエ団の信じる大義にご支持を賜(たまわ)りたく存じ、ファンドレイジング、寄付行為、補助(ほじょ)支援(しえん)行為にご理解を切にお願い致したく、ここにご報告を申し上げた次第でございます。
このような、皆様方も非常に困難な折と存じつつも突然に、ファンドレイジングのお願いを差し上げていること、お許しと実状へのご理解を賜(たまわ)りたいと、深く頭(こうべ)を下げるものでございます。



2020年5月15日

  


公益財団法人 松山バレエ団
総代表      清水哲太郎
理事長・団長   森下洋子


 
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