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ロミオとジュリエット

演目詳細

ロミオとジュリエット  
作曲:S.プロコフィエフ
振付:清水哲太郎
演出:清水哲太郎
初演:1980年11月15日(東京文化会館)
舞台美術:川口直次
照明デザイン:外崎俊彦・古田毅志
衣裳デザイン:森田友子・清水哲太郎
 
 

みどころ

松山バレエ団が1980年に発表した「ロミオとジュリエット」はバレエ団の代表作であり、文化庁芸術祭大賞・舞踊批評家協会賞の両賞を受けた作品であり、文字通り世界に誇ることのできる大作でもあります。

主人公のジュリエットは、はじめは可憐で純情な少女のまま、はじめは可憐で純情な少女のまま、初めて足を踏み入れる舞踏会の場で、家同士の対立関係にあるロミオと運命的な恋に落ち、一個の女性へと成長する中で悲劇的な最後を迎え、二人を愛するまわりの人々全てをも深い悲しみの底に落としてしまう、という濃密な内容を持つ難役です。

松山バレエ団の「森下洋子のジュリエット」は「清水哲太郎のロミオ」とともに一世一代ともいうべき当たり役であり、物語の中でわずか数日にも満たない短く熱いロマンスの中で、全身を燃やして駆け抜けた若い二人の軌跡を、円熟の演技で描き出します。空しく愚かな争いによって、愛し合う二人がこのような結末を迎えてしまう悲劇を通じて、人類の短い歴史の中でさえ、無意味な戦いを平気で繰り返す人間社会への警鐘を鳴らします。

 

松山バレエ団の「ロミオとジュリエット」は、1980年に発表されたものから常に新しい創造が加えられ、進化、発展、成長を今なお現在進行形でし続けています。ルネッサンスという時代のすこぶる若く、生産的、革新的な人々のあふれんばかりのエネルギーを、このシェイクスピアの名作の中で、見事によみがえらせています。舞台進行の上でもシーンからシーンへの転換では、いくつもの舞台装置が瞬く間にその姿を変え、客席の感動が決して途切れぬよう工夫されていて、まさに演出、アーティスト、装置、プロコフィエフの美しい旋律、全てが一体となり、想像を超える力となって、客席にお届けできると信じている自信作です。

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