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| 作曲: |
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P.チャイコフスキー |
| 振付: |
清水哲太郎 |
| 演出: |
清水哲太郎 |
| 初演: |
1982年11月5日(東京厚生年金会館) |
| 舞台美術: |
川口直次 |
| 照明デザイン: |
外崎俊彦 |
| 衣裳デザイン: |
森田友子・清水哲太郎 |
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クリスマスの夜。シュタールバウム家でのクリスマスパーティーにドロッセルマイヤーおじさんが子供たちの前で取り出した、世にも醜いくるみ割り人形。子供たちは顔をしかめてしまいますが、主人公クララは一目でこのくるみ割り人形を好きになります。
くるみ割り人形を胸に抱いて、客間のソファーで眠りについたクララに、不気味なねずみの大群が襲いかかります。すると、ちっぽけだったくるみ割り人形が、みるみる大きくなって、勇敢に立ち向かいます。
危ういところをクララの助けを借り、ねずみの王様を倒します。
すると、あんなに醜かったくるみ割り人形が、またたく間に、美しく立派な王子の姿に戻ります。
そう、王子は呪いの魔法をかけられて、くるみ割り人形の醜い姿に変えられてしまっていたのです。
クララは王子にみちびかれ、雪の国、水の国、そして王子の治めるお菓子の国へと旅をします。
行く先々で大歓迎を受ける二人。でも、夢の中のクララに残された時間は、あと、わずかです…。 |
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清水哲太郎の演出・振付による「くるみ割り人形」の大きな特徴の一つは、少女クララが一個の人間として大きく成長して行くプロセスを描いている点です。クララは、魔法によって姿を変えられた王子を、心の底から純粋に大切に思うことで魔法を解きます。その貴重な体験を通じて少女から大人の女性へと一歩を踏み出すクララの魂の深化・浄化・純化のプロセスを、プリマ・バレリーナが全幕を通じて演じます。
このクララの成長の象徴となるシーンが、お菓子の国で踊る金平糖の精と王子のグラン・パ・ド・ドゥとともに重要な位置を占める、クララと王子の「別れのパ・ド・ドゥ」です。この踊りには「これからクララも別れという人生の切なさ・苦しさを味わってゆかねばならない」というほろ苦さが込められています。
また「一見して醜き者(くるみ割り人形)の奥底にも、目には見えない貴さ・美しさ(王子)がひそんでいる」という大切な「気付き」をクララが獲得するのは、クララの魂が本当に純粋だからです。
賑やかなクリスマス・パーティー、ねずみの大群と兵隊人形の息を呑む戦闘、雪のワルツの一糸乱れぬ群舞……クライマックス続きの豪華な舞台が繰り広げられます。アンコールは、クリスマス・メロディーをメドレーで綴った「ジングルベル組曲」(松山バレエ団オリジナル)で締めくくります。
チャイコフスキーの旋律が全編を貫き、客席を夢の世界へといざないます。とりわけ、お菓子の国の音楽は、スペインの踊り(チョコレートの精)、アラビアの踊り(コーヒーの精)、中国の踊り(お茶の精)、トレパック(大麦糖の精)、あし笛の踊り(砂糖菓子の精)、花のワルツ(デコレーションクリームの精)……だれもが一度は耳にしたことがある名曲ぞろいです。 |
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