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| 作曲: |
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A.アダン |
| 振付: |
清水哲太郎・外崎芳昭 |
| 演出: |
清水哲太郎・外崎芳昭 |
| 初演: |
1977年11月12日・東京厚生年金会館 |
| 舞台美術: |
川口直次 |
| 照明デザイン: |
外崎俊彦 |
| 衣裳デザイン: |
森田友子・清水哲太郎 |
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【ACT1】
中世ドイツの山あいの村。ジゼルは母親ベルタと暮らしている。ジゼルは踊り好きな村娘で、その踊りは村の誰もが立ち止まって見るほど美しい。向かいの小屋に住むようになった青年ロイスと愛しあっているが、彼の本当の身分が貴族アルブレヒト伯であるとは知らない。
貴族のマントに身を包んだアルブレヒトは、従者ウィルフレットを携えて、夜も明けやらぬ村に人目を忍んであらわれる。しかし、村が目を覚ます気配を感じて、すばやく身を隠す。
村人たちが葡萄の収穫に繰り出してゆき、入れ替わりに、森に泊まり込んで狩場の番をしていた森番ヒラリオンが戻ってくる。彼もジゼルを想っているが、自分の心をうまく伝えることができない。
村人ロイスの姿となったアルブレヒトは、ウィルフレットを城にかえし、ジゼルと睦まじく語りあう。これを見たヒラリオンは、二人の仲を問いただし、ジゼルの気持ちをどうにか自分に向けようとするが拒まれ、毅然としたロイスを前にして引きさがってしまう。
村人たちが広場に戻り、ジゼルに誘われて賑やかなワルツを踊る。すると母ベルタが「踊ることを余りに愛しすぎて命を落とした娘は、死後さまよい出て、精霊ウィリとなって踊り続けてしまう」と古い伝説を語ってジゼルの身を案じる。ジゼルはロイスとの逢瀬に未練を残しつつ、母に促されて家にはいってしまう。
広場にひとり残されたロイスは、彼方に狩りの角笛を聞く。従者ウィルフレットが駆けつけ、クーランド大公の狩りの一行がすぐそこまで来ていると教える。アルブレヒトが村人ロイスの服装のままその場を去ると、その隙にヒラリオンがあらわれ、恋敵ロイスの小屋に忍び込む。
貴族の一団が到着し、村人たちは丁重に迎える。大公の娘バチルド姫は、懸命のもてなしをするジゼルに目をとめ、その美しく純真な踊りに感銘を受けて自分の首飾りをあたえる。村の若者の踊りを堪能した貴族たちは、再び狩りに出かけてゆく。
誰もいなくなったのを確かめて、ヒラリオンが小屋から出てくる。紋章の入った剣と角笛とを手に、ロイスの正体を暴く証拠の品を得たとばかりに勝ち誇った笑いを漏らすが、村人たちが畑から戻ってくるのを見て、とっさに身を隠す。
収穫を終えた村は豊作を祝って踊りだす。収穫祭の女王にえらばれたジゼルが喜び舞い踊り、村じゅうが幸せに包まれているところへ、ヒラリオンが割り込んでくる。ロイスの小屋から盗みだした品を見せて「ロイスの身の上は偽りだ」と言い張るが、ジゼルは信じようとしない。
ヒラリオンが角笛を吹くと、クーランド大公の一行が再び現れ、アルブレヒトの粗末な身なりに驚く。バチルドは理由を問いただすが、アルブレヒトは平静を装って彼女の手をとる。これを見たジゼルは思わずバチルドに詰め寄るが、バチルドはアルブレヒトを指して、かれが自分の婚約者であることを告げる。
アルブレヒトに真実を問いただすジゼルは、ことのすべてをさとり、バチルドの与えた首飾りを投げ捨てる。衝撃と絶望のあまり朦朧とする意識のなかで、アルブレヒトとの思い出を踊るが、優しい母の腕の中で息絶える。
【ACT2】
鬱蒼とふかくねむる森。
ジゼルの墓は月の光に淡く照らされ、ヒラリオンは跪き、自分の暴いた事実がジゼルを死に追いやったことを懺悔する。しかし不意に、ウィリの霊気におびえ逃げまどい、よろめきながら森の奥深くへさまよいこむ。
ウィリの女王ミルタが姿をあらわし、ウィリたちを呼び起こすと、新しい仲間を迎える儀式を始める。ミルタの揮うローズマリーの枝に導かれ、ジゼルの霊があらわれて踊る。人間たちが近づくのを察して、ウィリたちは姿を隠す。
アルブレヒトが失意に沈んであらわれ、ジゼルの墓に語りかける。ジゼルは、アルブレヒトの愛に偽りのないことを知り、ミルタの目の届かぬ方へと彼を導いて行く。
ウィリたちがヒラリオンをとらえて輪のなかへ取り囲み、命の続くかぎり踊らせようとする。ヒラリオンは膝から崩れ落ち、女王ミルタに命乞いをするが、許されず沼へ突き落とされてしまう。
やがてアルブレヒトも囚われ、ミルタの前に引き連れられてくる。踊りを強いる女王のまえに、ジゼルは身を呈して立ちはだかり、互いが生前にも増して深く愛し合っていることを確かめあう。
疲れ果てたアルブレヒトが、あわや命を落とそうというそのとき、夜明けを告げる鐘が鳴る。朝もやの立つなか、眠りにつくウィリたち。ジゼルはいのちの花を残し、静かに消えてゆく。
アルブレヒトは時空の境に踏みとどまり、ジゼルの愛によって生死の淵より還される。黎明の光のなか、もはや会うことの叶わぬジゼルの面影を胸にいだき、新たに進むべき魂の径に就く。 |
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